土と親しむ保育(やきものと園芸)
世界最初の幼稚園の創設者フレーベルがその施設に「キンダーガルテン」(子どもの花園)と名付けたことからもわかるように、幼児が土とかかわることは子どもの成長に欠かすことはできません。当園では、砂場や園庭での泥んこ遊び、陶芸用粘土を使っての粘土遊び、さらに、園に備え付けの陶芸窯を使っての「やきもの作り」によって、土に親しんでいます。また、花壇の草花や野菜などの植物の栽培や観察をとおして、子どもたちに土の持つ力の不思議さに気づかせるとともに、生命尊重の心を育てることを保育の特色の一つとしています。
陶芸用粘土で遊ぶ
ふつう幼稚園では保育用粘土という石灰と石鹸を混合して粘土に似せた物を使っていますが、本物の陶芸用粘土は触感も良く、硬さも年齢、目的によって調整でき、保育用粘土のような臭みもありません。自由に作ったりこわしたりして楽しむ他、そのまま乾燥させ作品展に展示したりします。また、5歳児は卒園記念製作として、釉薬をかけて本焼したレリーフを作ったりもしています。
うつわ(4歳児の作品)
「かに」(5歳児の作品)
サツマイモの栽培
5歳児は、春に自分でサツマイモの苗を挿し、水やりをし、夏には草抜きをして心をこめて育てています。
おいもほり
そして、秋にお芋掘りをします。お店のおいもより、形はよくないかもしれませんが、自然の恵みを喜び、みんな満足しています。(残念ですが今までお借りしていた畑が使用できなくなり、今年からサツマイモの栽培ができなくなりました。)