ＩＴ革命（情報技術革命）が言い出され、また、情報公開の流れの中で、私立幼稚園もホームページを持つことが普通になっているように思います。リンク集等からも、いろいろな園のホームページを見ることができます。そこで、私立幼稚園のホームページについて考えてみました。

私立幼稚園のホームページについて考えるキーワードとして、

１．コンセプト（基本方針）

２．コンテンツ（中身の豊さ）

３．デザイン（表現形式、かわいさなど）

以上の３つの面から考えてみると、コンセプトは立派でも、内容がともなわなければ、目的が果たせないし、幼稚園の単なる宣伝目的で作ったとしても、内容が豊かであれば、多くの人に有益な情報を提供できると思います。また、デザインを考えるうえで、幼稚園のホームページはトップページのかわいいアニメーション等が目をひきますが、データが大きくなりすぎて、アクセス途中で待ちくたびれてしまうページも多くみられます。ページを軽くする工夫も必要だと思います。

ホームページのコンセプト（基本方針）について

１．外部へ向けての自園の紹介

入園希望者の園選びの情報を提供する。その他一般への幼稚園の紹介。募集要項以外はホームページの内容の更新の必要が無いので、業者に１回作ってもらえばそれでＯＫ。

２．行事のようす、園児の作品の展示

主に在園児の保護者を対象に運動会、発表会の写真を掲示したり、園児の絵画等の展示をする。行事ごとに、年に数回のホームページの内容の更新が必要。また、個人情報の保護についても配慮が必要。

３．保護者へのお知らせ、クラスだよりなど

全ての家庭が、インターネットへ常時接続しているわけではないので、現在のところ、プリント（印刷物）による配付が必要だが、近々普通のこととなると思う。日常の業務としてのホームページの内容の更新が必要となる。通園バスの遅延情報等をＨＰあるいは、メール等で連絡している幼稚園もあるようだ。

４．子育て相談、育児情報の提供

幼稚園は幼児教育のプロの集団である。それぞれの園は今までの幼児教育の経験の中で、蓄積されてきた育児のノウハウを持っている。その情報を提供したり、Eメール等による子育て相談も可能であろう。

５．その他

それぞれの園は今までの幼児教育の実践の中で、その園独自の蓄積されてきたノウハウを持っていると思う。その情報を広く公開することにより、日本の幼児教育全体の質的向上が望めるではないかと思う。また、幼稚園教諭、保育士をめざす学生にも役にたつ情報を提供できるのではないだろうか。

ホームページの作り方

１．作成業者に依頼する

自園の紹介だけなら費用は１回だけなのでページ数にもよるが、５〜１０万円くらいではないだろうか。原稿の参考になる幼稚園案内等はすでにあると思うので、自分ですることは写真を用意すること程度。ただし、内容を更新しようとするとその度に費用が掛かる。

２．自分で作る

ホームページ作成ソフトがいろいろ販売されているので、ホームページの組み立て自体は思ったよりも簡単にできる。けれども、地図や、写真のデータの圧縮には慣れが必要だと思うので、自信がなければ保護者に呼びかけてみてはどうだろうか。きっと何人も喜んで手伝ってくれると思う。また、最近は無料で利用できるブログを利用するのが簡単だし、何より無料というところが魅力的である。ただし、サーバーの管理がしっかりしているところを選ぶこと。

リンクについて

当園のホームページを見てくださった方から、リンクをしてくださるとのメールをよくいただきます。つたないホームページですのに、ありがとうございます。リンクについてのご質問もよく受けますので、リンクについて書いてみました。

樫村の私見（昔の一般論？）

１．WWW（ホームページ）は、本来は、お互いにリンクすることによって、よりその機能を発揮する仕組みですので、リンクしてくださることは歓迎されることだと思います。ですから、トップページにリンクする場合は、相手の許可をとる必要はないとは思うのですが、一応、事前あるいは事後にメールを出すのが、作法になっているようです。ただし、幼稚園のホームページは、興味本位でリンクされる場合もあるので、その園の保護者のみ閲覧できるようにパスワードを設定したり、リンク不許可とする場合も多いようです。（反面、リンク不許可だとＷＷＷの意味が無くなってしまうのですが）

２．できるだけ、トップページ以外にはリンクはしない方が良いと思います。トップページ以外は削除されたり、ファイル名が変わる場合も多くあります。

また、トップページ以外だと、だれのページかわからない場合があります。そのことについて、もっと詳しく知りたいとか、作者にメールしたいという時に困ります。本人は意図しなくても、盗用と思われる場合もあります。

当園のホームページの場合もトップページにはかってにリンクしてくださってかまいません。リンクしてくださることは、とてもうれしいです。でも、リンクしましたと、お知らせいただけると、リンクしてくださった方のホームページも見にいけるので、もっと、うれしいです。

ネチケット（インターネットのエチケット）について

詳しくお知りになりたい方は「ネチケットホームページ」をご覧ください。

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