あなたのお子さんに適した幼稚園は?
幼稚園はどこにしようかとお悩みでしたら、まず、自分のお子さんが、その幼稚園で生活している姿をイメージしてみて、一番お子さんが生き生きと生活している姿をイメージできた幼稚園がいいのではないでしょうか。
幼稚園の選び方の原則 その1
歩いて通園できる幼稚園を! 「子どもも安心、親も安心」
幼稚園は保育内容の差よりも、歩いて行ける近所の幼稚園を選ぶことが、お子さんにとっては、「いい幼稚園」になる一番の条件だと思います。保護者の方にとっても、毎日、幼稚園のようすを直接見ることができます。担任の先生とも話すことができます。通園途中の親子の語らいも、お子さんの育ちにはとても良いことだと思います。
幼稚園の選び方の原則 その2
「看板」(保育の特色)を取り払って見た時に残る部分が大切
私立幼稚園はいろいろな保育の特色やサービスの看板を掲げています。音楽教育、美術教育、英語教育、書道、茶道、体操、水泳などなど。
でも、ほんとに大切なのは、それらの特色を全部、取り払って見た時に、なおかつ残っている部分だと思います。
幼稚園の生活においては、お散歩にしても、体を鍛えることだけが目的ではなく、自然とのふれあいの中で、科学への興味を促し、たんぽぽの花を見つけて、たんぽぽの歌を歌ったり、動植物へのやさしさなど、いろいろなことが育つのです。ですから、何かすぐに成果が目に見えることを教えようとするのは本当はよくないことだと思います。
物質的な豊かさに幸福を求めるのではなく、「家族や友だちなど、人と人の関わりに楽しさや喜びを見い出して生きること」を教えることが、幼稚園の先生の一番大切な仕事だと思います。
子ども子育て支援新制度について
平成27年度から、「子ども子育て支援新制度」が実施されました。子どもを育てやすい社会となるためには、待機児童をなくすことだけではなく、ワークライフバランスを考えたり、教育費を軽減し、そして保護者の子育てからの様々のストレスにも対応することが必要です。待機児童の解消のみが考えられているように思える今回の新制度は、子どもに多くの犠牲を強いる制度に思えます。
多様な働き方があるのですから、その働き方や、家庭の状況に応じた、いろいろな選択肢があったほうがよいと思います。
子どもたちが幸せに生きられること以上に大切なことはないはずですから……。
「今まで通りの幼稚園」と「施設型給付を受ける幼稚園との違い」
保育の内容については、原則的に違いはありません。保育料を納める仕組みが変わります。今まで、私立幼稚園では、収入に関係なく、一旦、同じ額の保育料を納め、入園後に手続きをして、就園奨励費補助金として、保護者は補助を受けていました。
新しい制度の「施設型給付を受ける幼稚園」では、入園前に高松市へ1号認定(幼稚園教育のみを受ける幼児)の認定を申請して、家庭の収入に応じて、その収入に応じた保育料を納めるようになります。したがって、「施設型給付を受ける幼稚園」に入園した場合は、就園奨励費補助金はありません。
どちらも、同じような基準によって、「今まで通りの幼稚園」は、後から補助金が給付され、「施設型給付を受ける幼稚園」は納める保育料の額が決まりますので、基本的な部分の金額にはそれほど差はありません。どちらの制度の場合でも、特別教室、預かり保育、通園バスの利用など、内容の違いによって、基本金額にプラスされる金額は異なります。
預かり保育について
幼保連携型認定こども園での長時間保育、保育所などを利用する場合は、従来の保育所への入所手続きと同様に、2号認定(保護者の就労証明)を受ける必要があります。
「今まで通りの幼稚園」、「施設型給付を受ける幼稚園」では、今までと同様に、就労証明を受けなくても、預かり保育を受けることができます。料金は、低額に設定されている園が多いので、各園の預かり時間として設定された時間内に納まれば、保育園よりも保護者負担は少なくすむ場合も多いようです。